只今制作中!
このコーナーでは現在製作中の造形物について進捗状況を報告したいと思います。
毎日の日記というわけではありません。大きな進捗があったとき、
気が向いたときに更新します。
8月8日現在
久々にブルース・リー自身を造形してみようと思い立ちました。
アメリカ時代の若き日のリーをモチーフにしています。肉付きがよく、頬などもふっくらとしています。
ある意味逆にブルース・リーらしさが出しづらいかもしれません。いくらいじってもどこかおかしくて納得がいきません。
またスランプに入ってしまったみたいです。とりあえず飽きるまで続けます。
私としては、かなり大きな部類に入る造形です。
このぐらいのサイズになると細かい部分も作業しやすく、顔を造るのには良いと思いますが、
体の衣服の平面出しを考えるとゾッとします。
今回は頭から造りだした訳ですが、何故かと言えば…髪の毛をつける前のヘッドが完成したら複製し、2〜3パターン造ってやろうと企んでいる訳です。
8月11日現在
複製したヘッドに髪の毛をつけました。
まだラインが汚い部分があるので調整の必要があります。
前回の画像発表時点より目、唇、鼻、多少手を加えてあります。
特に目のラインのくぼみ方はあまりにも露骨でした。
この2点、髪の毛の長さ、ボリュームが微妙ですが異なります。
右側の方が短く、スポーツカットに近い状態です。
それぞれどのシチュエーションの造形に使われるのか、今後の進展にご期待を。(笑)
この複製ヘッドを利用して『グリーンホーネット・バスト』というのも考えていたんですが、
このままの顔では無理があるようです。グリーンホーネット時のB.Lは口を『へ』の字にして下顎を突き出した表情が多く、
額から眉、目、鼻の大部分も隠れてしまうわけですから、口元と顎を多少なりとも誇張してB.Lらしさを出さないといけません。
レジン複製品の加工改造なんて死んでも御免ですから、そのうちヘッドの原型をいじって造ることにしましょう。
8月15日現在
ボディが形になってきましたので途中報告します。
名付けて『ブルース・リー・ハイルヒットラー・バージョン』(笑)。
入るヒットラーがいれば出るヒットラーありで、長髪の方のヘッドはフィンガージャブです。
このシーンにしては表情が柔和過ぎますが、そもそもこのヘッドはスポーツ刈りの全身像用に造ったもので、
こっちはつまり前菜という訳ですな。
写真のグンフー着は黒一色につぶれて皺の状態がわからず、想像で作りました。多分実物はこんなに皺多くないでしょう。
グンフー着でも布の違いで出来る皺の形が全然違います。この皺の形は『怒りの鉄拳』のものに近いかな。
この写真撮影後、右手が短すぎると気づき、切り落として5ミリほど延ばしました。
現時点では左手が肘から外れるようになっており、ガクガクしています。完成品はもう少し上に左手を構える形になります。
最初、袖をまくった形で造形したのですが、資料を閲覧しているうちに七分袖であることに気づき、泣く泣く削り落としました。
まだ、左の袖に名残が残ってます。修正せねばなりません。
あ、それからこれは胸像です。腰から下は造りません(何故なら腰から下の資料がない)
8月17日現在
この期に及んでまだ顔に気になる部分を発見したので修正しています。
左右の頬のくぼみを少し甘くするとともに、右の鼻の横のくぼみも修正し、よりふっくらとした顔立ちにしました。
また、ヘッドをボディに付けてみると横顔がウマヅラハギのように伸びた感じを受け、その原因が顎の部分にあることに気づき削り落としましました。
これで完璧と思いつつサフを吹いたのですが、右の小鼻が西洋人の様になっている気がして仕方ありません。
もっと丸く回り込んでいるべきです。で、エポパテを使って修正です。
今度こそは形状完成と声高らかに叫びたいものです。