ユニバーサルやハマーのキャラクターを立体化。ほとんどが商品の原形として作成したもの。
まだ、仕事としての造形を初めて間もないころで、未熟ながら創作意欲だけはあふれてました(笑)。
オーロラ社の模型やRESIN FROM THE GRAVE社GKの影響が色濃く出ています。
狼男の殺人
(以下3点はすべて某小売店1/6オリジナル商品用原形で、写真はソフビ製商品に塗装したもの)
1993年作成。全高約254mm。材料はファンド、エポパテその他。
これは泥沼にはまるきっかけとなった作品。顔が全く似てませんねぇ。う〜ん…。ボディのボリュームも足りません。
企画時点でベースの木にとまっているフクロウや細い木の枝を沢山付ける予定だったのですが実現しませんでした。
制作日数 約2週間。
蠅男の逆襲
1993年作成。全高286mm。材料はファンド、プラ板。
同シリーズ第2弾として造ったもの。頭がもう一回り大きくてもよかった気がする…。
企画の段階では、物質転送機をブチ破って現れたシーンのキットになるはずだったため、このようなポーズをとっております、ハイ。
"キットが大きくなりすぎる""透明パーツに出来ない"
等の理由から物質転送機は断念、劇中に登場した訳のわからん装置をスケールダウンして配置、お遊びで人面蠅を付けました。
頭のトゲトゲハリハリは商品としては造形できませんので、真鍮線等で自作していただく形になっていました。
画像の作例では豆電球用のコードの中身(金属の部分)をよじって植え込み、水中花のように開かせて雰囲気を出しています。
蛇女の脅怖
1993年作成。全高258mm。ファンド製、ベースは石膏。
シリーズ第3弾です。足元を確認できる資料がなくて、閉口したのをおぼえています。
ベースの骸骨の口から蛇がでているあたりは完全にオーロラの世界ですね。
この当時はまだ、インダストリアルクレイを使いこなせていなかったため、ベースの岩壁は石膏を使いました。
ゴツゴツとした感じが出し切れておらず、丸みが出てしまった失敗例です。
吸血ゾンビ
1997年作成。全高320mm。ファンド、石膏その他。
好きなキャラクターですが,ごっつい仕上がりになっちゃいました。ベースの雰囲気は自分でも気に入ってます。
最初、ネームプレートの上に鉄柵がついていましたが、少々うるさいのと後ろ側が見えづらいので外してしまいました。
実際に小売店からはリリースされず、レジンで数体複製しました。
この他にも、"クラキン版ノスフェラトゥ"や"キャットピープル"、"血塗られた墓標"等を造形しました。
これらは完成度も低く、今となっては只々恥ずかしいだけの作品です。
ここからは、イベント等に出品した作品。ベースや小物等を充実させるために8分の1サイズに統一しました。
実験で中空生成やら模型形式のパーツ分割など、いろんなコトやってます。
吸血鬼ドラキュラ
1995年作成。全高270mm。ファンド、インダストリアルクレイ製。写真はレジン複製品に着色。
顔を10回近く作り(型どり)直し、最終的にはSFホラー研究家である石田 一氏の監修を得て完成としたもの。
フィギュアのボディと棺は中空。また、棺は1体成形でイベント時にブースにおいでになった方々が必ず棺の蓋を開けようとするのがおもしろかった。
当時、牙をむいた顔が付いていました。
フランケンシュタインと地獄の怪物
1995年作成。全高204mm。ファンド、石膏他。写真はレジン複製品に着色。
台座のボリュームがありすぎるって?はい、そのとおりです。 写真ではわかりにくいのですが、地面に棺が埋め込まれ死体が入ってます。そのための高さが必要でした。
それにしても不格好な台座は中空になってます。右手に棺の破片をにぎっていたのですが紛失しました。
フランケンシュタインの怒り
1995年作成。全高225mm。ファンド製。写真はレジン複製品に着色。
顔のディテールにスーパースカルピーを使用してみた作品。
洋服はトロトロに溶いたポリパテに瑚粉を混ぜたものを歯ブラシで弾いて質感を出しました。
当初、鉄梯子の付いた壁、酒瓶の入った木箱、実験道具などがセットになったベースが付属していましたが、現在では残っていません。
ホラーコレクション
ホラー系ガレージキットのコレクションです。
スペースの関係で全体の2/3程です。
原形を造ったものも何体か混じってますが、ほとんどが日米の1流クリエーター原形による既製品です。
組み立てて塗装しました。全て1/6。これ以上増えると化け物屋敷になってしまうので(もうなってる?)
現在は買っていません。